ケヤキを通じた新たな資源循環のあり方を生み出す


一般社団法人定禅寺通
エリアマネジメント
大井 菜摘 様
定禅寺通への想い
定禅寺通エリアマネジメントについて教えてください。
一般社団法人定禅寺通エリアマネジメントは、官民連携による「定禅寺通エリアまちづくりビジョン2030」に基づき、まちづくりを進めています。杜の都・仙台を象徴するケヤキ並木を大切にしながら、その魅力を活かしたブランディングに取り組み、都市と緑が調和する「エコロジー」かつ「サステナブル」なエリアの実現を目指しています。住む人、働く人、訪れる人が心地よく過ごせる環境を育み、定禅寺通の魅力とブランド価値を高めていきたいと考えています。
JSCプロジェクト誕生の背景・経緯
JSCプロジェクトを始めたきっかけについて教えてください。
JSCプロジェクト(Jozenji Street Circular Project)は、「定禅寺通エリアまちづくりビジョン2030」を象徴する取り組みの一つとして、官民連携によりスタートしました。定禅寺通のケヤキの剪定枝や、市民の家庭から出るプラスチック資源を活用し、市民や来街者が日常の中で気軽に手に取ることのできる製品として形にしています。製品を通じて新たな価値を生み出すとともに、その売上の一部を定禅寺通のまちづくりに還元することで、資源と想いが循環する仕組みづくりを進めています。こうした取り組みを通じて、定禅寺通ならではの魅力やブランド価値を、より広く発信していきます。
これまでの取組
JSCプロジェクトの取組実績について教えてください。
定禅寺通の資源を活かしたJSCプロジェクトでは、これまでに3つの製品が生まれています。第1弾は、ケヤキの剪定枝と仙台市内の家庭から出たプラスチック資源を組み合わせて制作したオリジナルタンブラー「JSCタンブラー」です。定禅寺通のシンボルであるケヤキを活用したいという思いと、仙台市が製品プラスチック一括回収・リサイクルを実施していることから、2つの素材を組み合わせた製品を制作しました。

第2弾は、定禅寺ストリートジャズフェスティバルと連携し、循環素材を用いて復刻した楽器「JSCガンザ“けやシャカ”」です。かつて「募金のお礼」として配布していた35 ㎜フィルムケースを用いた”手づくりミニガンザ”の復刻版として制作しました。
第3弾は、ケヤキ剪定枝のチップで麦芽を燻し、香ばしい香りを加えた「JOZENJI STREET BEER」を、仙台市若林区のナノブルワリー穀町ビールとの協働により開発しました。

プロジェクト第1弾から第3弾にかけては、仙台市から原材料の提供やプロジェクト全体への支援を、アサヒユウアスからは企画面および製造面での支援をいただいています。

多くの方々の想いと協働によって、仙台・定禅寺通から生まれたオリジナル製品です。ぜひ実際に手に取ってご覧ください。
詳しくは公式サイトをご覧ください。

第1弾 JSCタンブラー
第2弾 JSCガンザ”けやシャカ”
第3弾 JOZENJI STREET BEER
今後の展開
今後のJSCプロジェクトについて教えてください。
これまでに製造してきた製品をきっかけに、今後もこの取り組みの輪をさらに広げていきたいと考えています。定禅寺通から生まれたオリジナル製品を定禅寺通で、より多くの方に実際に手に取っていただける機会をつくっていきたいです。
また、2025年に老朽化のためやむを得ず伐採された定禅寺通のケヤキ伐採木を活用し、小物や家具などの木工製品へと生まれ変わらせるプロジェクトも進行しています。現在、クラウドファンディング第一弾(2026年2月末日まで)にも挑戦していますので、本取り組みにご関心をお持ちいただけましたら、ぜひご覧いただき、ご支援をいただけますと幸いです。
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定禅寺通エリアマネジメントの役割
定禅寺通エリアマネジメントについて一言お願いします。
一般社団法人定禅寺通エリアマネジメントは、定禅寺通のまちづくり基本構想を実現していくための実行組織として、令和4年4月に設立されました。地域の合意形成組織である定禅寺通街づくり協議会と連携し、両輪となってまちづくりを進めています。エリアのブランド価値向上をはじめ、イベントやブランディングのサポート、大学や企業との連携による学びと地域のつながりづくりを通じて、定禅寺通発のライフスタイルを育み、広く発信していきます。