再エネ100%で走るごみ収集車を導入


協業組合仙台清掃公社
渡辺課長代理

協業組合仙台清掃公社
安達業務部次長

協業組合仙台清掃公社
田代業務部長
取組および設備導入概要
貴社の事業と設備導入を実施した事業所について教えてください
昭和44年4月に5社の協業により発足し、仙台市のし尿及び家庭ごみ等収集運搬の委託業務のほか、営業ごみ収集運搬業務、産業廃棄物の収集運搬及び処分業務やリサイクル業務を行っています。今回設備導入した仙台事業所は、収集運搬業務の事務所及び収集車両基地となっております。

実施した設備導入の概要について教えてください。
仙台事業所の車庫の屋根へ太陽光パネル(35.2kW)を設置し、蓄電池(45.1kWh)、充放電設備(6.0kW×2基)を整備しました。また、EVパッカー車(110kW)1台を導入しています。




設備導入/更新の背景・経緯
設備を導入した経緯・背景を教えてください。
廃棄物処理業については、どうしてもCO2を排出する化石燃料の使用量が多くなる傾向にあります。弊社が収集運搬を担っている「定禅寺通等食品リサイクル推進モデル事業」においては、これまで焼却処理されていた飲食店等から排出される「生ごみ」をバイオマス発電等のリサイクルに加え、EVパッカー車を導入することで、さらなるCO2排出量の削減に寄与するものと考えております。「クリーンなごみ収集」を目指し、CO2を排出しない太陽光パネルにて発電、蓄電池を通して24時間再生可能エネルギーでの充電を行い、本当の意味での脱炭素で車両を稼働させるという考えのもと実施しました。

設備導入/更新の効果
設備導入したことにより、どのような効果・反響があったか教えてください。
同業者や自治体から施設見学の依頼があるほか、余剰電力が事務所に供給されることで、事務所の電気代が削減されています。また、モデル事業の収集作業員からは、早朝収集のため、従来のパッカー車より静かなので騒音を気にしないで作業できるといった声も届いております。

設備導入/更新にあたって苦労したこと
設備導入/更新にあたって苦労したことを教えてください
太陽光発電システム(特に蓄電池)、EV車両ともに費用が高額なものですので、補助金をもっと活用できれば導入は加速すると思います。また、EVパッカー車は、実際の走行可能距離が把握できていないため、現在はトライアル的に走行距離を伸ばしながら稼働しているのが現状です。これから蓄積したデータを元にメーカーなどとも意見交換しながらEVパッカー車の普及につながれば「クリーンなごみ収集」の実現に近づけると考えております。